
当社のKONOHANA GARDENには色々シンボルツリーがあるが、この物件を購入した時から植えられているミカンの木がある。
二本立てでモサモサしていて、ここを内見した当時(1月)にはたわわに実がなっていた。
家族で非常に楽しみにしていて収穫を待ちわびているのだが、実は移住前に隣地への空中越境や実を狙う鳥たちを回避するため一度バッサリ丸刈りにされてしまった。
その結果、移住1年目は葉ばかり。で2年目の今年はわずかな花(ミカンは花から実になる)を確認した程度・・それでも花芽を確認した時は「花が咲いた咲いた」と家族で大喜び。

まぁ、親の分まで収穫できるか疑問なところだが、可愛い実が一つ二つでもなってくれることに淡い期待を抱いている。
このことはまたupしたいと思う。
さて、そんなミカンの木だが、無農薬という事もあり様々な珍客が訪れる。
アブラムシにテントウムシ、アリにハチ。更には初めてその存在をしったイラガという蛾の幼虫まで確認した。
イラガの赤ん坊は可愛いらしい黄色と緑のコントラストなのだが、よくよく調べていくと、毛虫になると中々おぞましいカラーで刺されれば電気が走ったような痛みと高熱や呼吸困難などの重篤なアレルギー反応が起こることもあるらしく、子供達の安全を確保するため駆除戦を強いられた。
ホント、KONOHANA FARMでも痛感しているが無農薬というは大変な苦労があっての収穫なのだ。
、、、とまぁ、珍客万来なミカンの木にはもう一種、主役級のお客様がいる。
それが下の写真↓なんだが、何だかわかる?

毛虫と思った方は残念ハズレで実はコレ、あの美しいアゲハチョウの幼虫。
最初に発見したときは筆者も毛虫の類かと思い駆除するつもりで調べたのだが、その事を知るや急に愛着が湧いて去年は観察に余念がなかった。
葉っぱの上にちょこんと鎮座して、時折モシャモシャと葉っぱを食べている。これがまた可愛いの一言。
しかし、このアゲハチョウの幼虫にもデメリットが。
それがフードファイター顔負けの【凄まじい食欲】であっという間に葉っぱが筋だけになってしまう。
まぁ数匹程度なら何ともないが、アゲハチョウは1個体の総産卵個数が200~300個程度で更に帰省本能があるらしく戻ってきては産み戻ってきては産みを繰り返す。
そんな訳だから、ハイシーズンにはかなりの数になっていて見事なまでに完食。食い散らかしてしまうのだ。
なのでどんな物でも一長一短、ミカン農家の方たちからすれば当然害虫に当たると思う。
ミカンの事を考えると害を成すかもと考えるが、それでもアゲハチョウとなると幸せな波動を感じて駆除する考えも消え失せブツブツと毎日「頑張れ~」声を掛けてしまうのだ。
またこのアゲハチョウは成長が進むにつれて進化していくのだが、幼虫期の変身に驚くことなかれ。
↑の写真が第一形態で第二形態が↓の写真。

この姿を見たら尚更筆者は駆除できない・・・。
このキャ〇ピー。かなり大きくてサイズ的には見つけやすい筈なのだが、この通り見事に擬態していてよく目を凝らして粘り強く探さないと中々見つからない。
鳥などから身を守る為の立派な進化だね。
それが尚のこと可愛くて、バッタリ目があった時の胸キュンがたまらない。


もりもりと栄養を摂って、このあとはジッと動かなくなりサナギになってあの綺麗なアゲハチョウになる。
去年そのことを知り、羽化する瞬間を目撃するべく時折様子を見ていたのだが、明け方に羽化する事が多いらしく遂にその瞬間を捉えることはできなかった。
今年は是非とも再チャレンジしたいと思っているので、その瞬間を拝めたらアップする。
最後に、蝶にはスピリチュアルな意味もあって平たく言うと幸運や幸福を呼び込んでくれるシンボル。
なかでもアゲハチョウはその存在感からもわかるように幸せ度のレベルが高く、飛んでいる姿を拝めたらラッキーとのこと。
そんな幸運幸福の高いラッキーシンボル"揚羽蝶”がこの当社の庭から次々と誕生して羽ばたいていく・・・。
考えただけでも最高クラスのゲン担ぎになっているなと、これまた当社の未来にも期待。
第二期も共存共栄でいきますよ。大切なのはgive and take.
朝から縁起が良く、気分もHAPPY。
